2:材料と道具

材料と道具

 まずは材料と道具の解説。
最初に切絵を作るときに必要となるもの。切絵は割りと簡単で安価な道具で始められます。

 (でも、もしもあなたが本格的に切絵をやりたいと思うなら、ちょっと高くて本格的な道具をお勧めしときます。
初心の頃から使い慣れた物が、今後も一番使いやすいと思うから。
もちろん簡単で安価な道具でも、本格的にできるけどね。まあ、路鬼の後悔から出た老婆心っていうか。
*1 )

 下にあるこの色のものを用意してください。

紙でなくても切絵は作れますが、安価で入手しやすい点は紙が一番でしょう。
3種類のものが必要です。

  • 切るための紙
    切絵にする紙です。
    紙でなくても切絵は作れますが、安価で入手しやすい点は紙が一番でしょう。
    黒い紙がよく使われます。(黒でなくても構いません)
  • 下絵を描く紙
    切絵は紙をそのまま切るのではなく、描かれた絵にそって切っていきます。切る紙と二枚一緒に切るので、薄めの紙が良い。
    コピー用紙で可。薄手のトレーシングペーパー、上質紙など。
  • 台紙
    出来た切絵を貼るための紙。少し厚くてしっかりした紙が良い。
    葉書よりも厚いものを用意しましょう。
    ボール紙や段ボールは厚くて丈夫ですが、長持ちさせたいなら使わないこと。画用紙、ケント紙*2、ボード紙*3など。

糊(のり)は、紙の種類、絵の大きさや細かさで、使うものが変わって来ます。
一般に、和紙は水系の糊、水で伸びやすい洋紙は水分の少ない糊を使います。

  • でんぷん糊 チューブ入りの安価なもの
  • スティック糊 紙が伸びないタイプが良い
  • 木工用ボンド 紙も木でできている
  • 仮止め用テープ 粘着力の弱いもの。あると便利

はさみとナイフ

はさみとナイフを使います。切絵のデザインで使い分けます。
はさみは、大まかに切る場合や、外側を切るときに使います。
ナイフは細かく切るとき、穴をあける時に使います。

カッターナイフが発明されたおかけで、刃を研ぐ必要がなくなりました。とても便利ですが、切れ味の点からは小刀にはかないません。
ナイフは刃を取り替えられるアートナイフを主に使います。
手で握るタイプのカッターナイフは、定規を使って長い直線を切る場合、特に絵の周りをカットする時に使います。

用意するもの

  • はさみ 事務用の紙を切るもの
  • カッターナイフ 大小あります。どちらでも可。
  • アートナイフ 軸が丸いもの。デザインナイフともいいます。替刃も一緒に買っておきましょう。
  • 小刀と砥石 (本格的にやりたい人)

カッティングマット

ナイフで机が傷つかないように下に敷くものを、カッティングマットといいます。切っても傷が目立たない素材でできています。
事務用のものは素材が硬いので小刀やアートナイフには向きません。素材の柔らかいものを選びましょう。

カッティングマットは消耗品です。表面が傷だらけになったら捨てるしかありません。安価なものは燃やすとダイオキシンの発生する塩ビでできています。塩ビは柔らかくとても使いやすいのですが。近年はポリオレフィンが塩ビに代わって使われるようになりました。少し環境のことも考えながら選んでくださいね。

  • カッティングマット A4サイズくらいのもの

— 注 —

  1. 良いものを買ったほうがいいのは、はさみと定規とピンセット。切絵以外にも使えるし、奮発しなはれ []
  2. ケント紙は製図用の表面の肌理の細かい紙。圧縮してあるので硬くて丈夫。 []
  3. ボード紙は、○○ボードという名称で売っています。表面に○○が貼ってある、厚さ1mm以上の板紙(ボード)です。ケントボードなど []