6.参考資料

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著作権について

このページは社団法人日本著作権情報センターの「著作権Q&A」からの引用です。
切り絵を作る方に認識しておいてもらいたい情報を、選んで載せています。
他者の権利を守ることは、自分の権利を守ることでもあるのです。

更に詳しくは、社団法人日本著作権情報センター(http://www.cric.or.jp/)

著作権って何?

「身近なルール。もっと知って、大切に」
最近、知的所有権という言葉がよくクローズアップされていますが、これは大きく2つに分けることができます。1つは特許権、実用新案権、意匠権、商標権といった工業所有権。そして、もう1つが文化的な創作物を保護の対象とする著作権で、これは著作権法という法律で保護されています。

文化的な創作物とは、文芸、学術、美術、音楽などのジャンルに入り、人間の思想、感情を創作的に表現したもののことで、著作物といいます。またそれを創作した人が著作者です。

工業所有権は、登録しなければ権利が発生しませんが、これに対して著作権は、権利を得るための手続きをなんら必要としません。 著作物を創作した時点で自動的に権利が発生(無方式主義)し、以後著作者の死後50年まで保護されるのが原則なのです。著作権に対する理解と保護の度合い は、その国の文化のバロメーターといわれています。それだけに、著作権とは何か、なぜ大切なのかをもっと知ることが必要です。

著作物にはどんな種類がある?

「3歳の子供の絵も立派な著作物」
著作物は上手下手で権利が発生したり、しなかったりということはありません。人のマネでなく、その人の思想や感情が独自に表現されていれば、3歳の子供の絵も小学1年生の作文も立派な著作物なのです。
美術の著作物 絵画、版画、彫刻、まんが、書、舞台装置など。美術工芸品も含む

●切り絵は、美術の著作物のうち、「絵画」または「など」に該当します。

著作権の保護期間はどれだけ?

「著作者の死後50年までが原則」
著作権の原則的保護期間は、著作者が著作物を創作した時点から著作者の死後50年までです。

外国の著作物の保護は?

「著作権に国境はありません」
著 作物は、国境を越えて利用されるため、世界各国は、条約を結んで、お互いに著作物や実演・レコード・放送などを保護し合っています。このような国際的な保 護は、著作権は「ベルヌ条約」と「万国著作権条約」、著作隣接権は「実演家等保護条約」と「レコード保護条約」によって行われています。我が国はいずれの 条約にも加入しており、世界の大半の国と保護関係があります。

著作物の正しい使い方は?

「著作物の利用は手順に従って」
著作権に様々な権利の種類があることは、「著作者にはどんな権利がある?」の章で説明しましたが、著作物を利用する場合は原則として著作権者の許諾が必要です。許諾が必要かどうかは次のような手順に従って調べてください。
著作物の利用にあたっては、できるだけ利用の仕方を詳しく説明したうえで、文書で、その利用の仕方、許諾の範囲、使用料の額と支払い方法などを確認しておくのが望ましいと考えられます。

著作物が自由に使える場合は?

「定められた条件で自由利用」
著作権法では、一定の場合に、著作権を制限して著作物を自由に利用することができることにしています。しかし、著作権者の利益を不当に害さないように、また著作物の通常の利用が妨げられないように、その条件が厳密に定められています。
また、著作権が制限される場合でも、著作者人格権は制限されません。

自由に使える場合

●私的使用のための複製
自 分自身や家族など限られた範囲内で利用するために著作物を複製することができる。ただし、デジタル方式の録音・録画機器等を用いて著作物を複製する場合に は、著作権者に対し補償金の支払いが必要。コピープロテクション等技術的保護手段の回避装置などを使って行う複製については、私的複製でも著作権者の承諾 が必要。

●図書館などでの複製
法律で定められた図書館に限り、利用者に対し複製物の提供などを行うことができる。

●引用
自分の著作物に、引用の目的上正当な範囲内で他人の著作物を引用して利用することができる。

●美術の著作物などの所有者による展示
美術の著作物又は写真の著作物などの原作品の所有者は、その作品を展示できる。

●公開の美術の著作物などの利用
建築物や公園にある銅像などは写真撮影したり、テレビ放送したりすることができる。

●KEY WORD●
内国民待遇
外国人の著作物を保護する場合に、自国の国民に与えている保護と同様の保護を与えること。

無方式主義
著作権は著作物を作った時点で自動的に発生し保護される、つまり保護されるために登録などの方式は何も必要ないとする原則。我が国をはじめほとんどの国が採用。

遡及効(そきゅうこう)
条約発効前に創作された著作物でも、保護期間内のものであれば、条約が適用され、保護されること。
©表示
著作物のすべての複製品に©の記号(CはCopyrightの頭文字)、著作権者の氏名、最初の発行の年の3つを一体として表示したもの。

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